憂国呆談本日UP

  • 政治家とメディアの問題が、NHKと朝日の問題にすり換えられちゃったことのほうが、重大な問題でしょ。NHKは、予算の説明のついでに、番組について説明しただけだっていうんだけど、そうやって前もって政治家に「ご説明」をしてお伺いを立てること自体が大問題だよ。また、当時官房副長官だった安倍晋三なんかは「公平・中立にやれ」と言っただけだって言うんだけど、田中角栄を起訴した堀田力が言ってたよ、そういう場面で有力政治家から「公平・中立にやれ」と言われたら、それが何を意味するかは明白だ、と。-

浅田氏の意見に今回も深く頷く。
切れるねーこの人は。

建築がらみも

  • 昨年放送された「映像詩 里山〜命めぐる水辺〜」って番組は、琵琶湖畔で水とともに生きる人々の暮らしを一年かけて丹念に描いて、なかなか秀逸だった。たとえば、「かばた」っていって、町を流れる小川の一部をそれぞれの家の中にいわば流しとして取り込んでるわけ。主婦は床より低いレヴェルで冷たい水を使って洗いものをするわけだから、そりゃ大変だよ。だけど、そこに鯉を飼ってたりして、料理した後の鍋でも放り込んどけば汚れを全部きれいに食べてくれる。そこで冬を越す小魚もいて、その視線から水の上の住民たちの顔を映して見せたりする。「映像詩」っていうタイトルは恥ずかしいものの、たしかに見事なキャメラ・ワークだった。この番組はニューヨーク・フェスティヴァルの自然・環境部門で金賞も獲ったしね。-

「かばた」ってのエコ、サスティナビリティの観点からも面白い。